中学3年生は”総合テスト”の中身を知るべき
1学期は「実力テスト」の名で受けてきたテストですが、夏休み明けからは「総合テスト」に切り替わります。
実力テストでは、3年生で学習したことが40%~50%出題されていたことから、比較的点数が取りやすかったテストだったのではないでしょうか。
しかし、総合テストになると、その配分が一気に減ります。押し並べていうと、3年生で学習した内容の配点は20%~30%程度です。
よって、残りの80%~70%は、前学年までの復習内容になります。
総合テストに必要な力とは?
総合テストは、前学年の知識が必要になってきます。よって、復習にどれだけ時間を使うことができたかが問題になってきます。
仮に、夏休み明けのテストで点数が伸びなかった場合でも、次の総合テストで挽回できるチャンスがあります。
総合テストは、単元ごとのテストというよりは、その名の通り”総合力”を試すテストです。
これが意味するのは、化学であれば、1年の物質の性質・気体の性質・水溶液の性質、2年の化学反応、3年のイオンのように、学年に関係なく、化学という分野で問題が作られるので、1年の範囲だけの理解では対応できないのです。
動物や植物なんかも同様です。
では、総合力をつけるために、どのような対策をしていけばいいのでしょう。
総合テスト対策
対策1:基本問題を完璧に仕上げる
応用や入試対策の問題も解いていく必要性はもちろんありますが、基礎がしっかりしていない状況で、そのようなハイレベルの問題を解いても、チンプンカンプンになりますし、解説を読んでも得るものはないでしょう。
それよりも、着実に「1+1=2」になることを理解し、「1×2=2」になる理由を探していく勉強をしていくことのほうが力になります。
対策2:標準問題までを完璧に仕上げる
基本問題や基礎問題は完璧にクリアしている状態であれば、次に狙うは標準問題(レベル)です。
その一歩先が応用や入試レベルの問題になるので、標準問題を完璧にクリアする力がつけば、「総合問題対策」ができていることになります。
対策3:基礎・標準を完璧に仕上げる
対策1~2を完璧に仕上げた後に、きっと応用レベルの問題を解きたくなると思いますが、まだ早いです。
応用レベルの問題にチャレンジする前に、再度、基礎と標準問題を完璧になるまで解いてみましょう。
総合テストの内容は、入試に向けて少しずつ難しくなっていきます。ですから、一気に難しい問題を解く必要はありません。
1回目、2回目の総合テスト対策としては、基礎・標準レベルの問題を完璧に仕上げることが対策に繋がります。