新指導要領から見る日本の高校生に求めることとは?

飛びぬけた才能や技能を持つ生徒が活躍する学校

こんにちは、ネスコム中野教室 教室長の山崎です。
2020年度から小学校、2021年度から中学校、2022年度から高校が順次、新指導要領を実施していきます。
(※ 詳細についてはコチラをご覧ください。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1383986.htm

上記リンク先を参照いただくと、「国」が求めている学生像が見えてきます。
一言で表すと「探求心を持ち、知識を共有できる生徒」ではないでしょうか。

自らが、知りたいことをとことん掘り下げ、通常の学習では得られない知識を身につける。
そして、得た知識を自分だけのものにせず、情報の共有ができる生徒を育てようとしているのではないかと思います。

出る釘はもっと出ていい!中途半端だから打たれる?

これまでは、人より目立ったことをすると、それを抑えようとする力がどこからか働き、いつの間にか”得意”だったものが得意なものとして周りの人たちに受け入れてもらえない社会でしたが、これからは違います。(出る釘は打たれる!という社会でした。)

これからは、人よりも秀でた知識・才能・技術があれば、さらに伸ばしていこうじゃないか!となりそうです。(出る釘はさらに出る!という社会に?)

アニメ・マンガ・TVゲーム・スマホのアプリゲームなど、これまではこれらの文化(サブカルチャーと言われた時代もありました)に対する評価は高くありませんでした。事実、「eスポーツ」という競技に関心がない人(好きとか嫌いとかの話ではなく、知っているかどうか)は、「ゲームをすることが高校の部活動になるなんてふざけてる。」と思っているようです。

しかし、「eスポーツ」の中身を知れば、ゲームをするということがどれだけ戦略的で、ち密な計算と練習量によりチームワークが必要なのかがわかってきますし、その思考は現代社会の社会人に必要なスキルに繋がる部分が多いとさえ評されています

個性を生かす社会がやってきます。「ゆとり世代」という言葉が世の中で独り歩きし始めたころ、並走するように使われ続けている「個性」ですが、ようやく個性の活かし方を国が認め方針として”教育”に取り入れていく社会になりそうです。

ただし、このような「個性」や「特技」を生かす社会で注意しなければいけないのは、中途半端な技術だったり知識だったりします。
誰にも負けないくらいの知識と技術を持っている!そんな言葉が言えるくらいの”個性”でなければ、評価されないでしょう。
探求すること、情報をまとめる力、得た知識を共有するために何をすべきか、これからの学生に求められる力は、これまで理想とされていた力なのかもしれません。

とにかく全力で取り組めば、一般レベル以上の知識は身につく

例えば飛行機やヘリコプターのように、空を飛ぶ乗り物に興味があるならば、空を飛ぶ乗り物図鑑や、飛行機事典、ヘリコプター事典のように、それだけに特化した書籍を図書館で4冊以上借りて読んでみると良いです。

2冊や3冊ではなく、4冊以上です。内容の難易度は問いません。難しければ難しいなりの知識の深さを得られるチャンスでもありますし、わからない言葉や用語については読みながらネット検索や言葉検索(辞書)を使って調べていくことで自然と知識が深く広くなっていきます。その上で、難易度の優しい書籍を読むことで、知識を深めることも十分にできます。学校で勉強する内容とは違う”勉強”は、時間に余裕があります。わからないことは徹底的に調べ上げる時間があるのです。毎日10分でも20分でも、自分にとって”コレ”と思えることについて掘り下げた探求をしてはいかがでしょうか。