ネスコム中野教室の風景

2019年 🐗亥🐗 イ思を強く持ち、イろイろなことにチャレンジし、イイ年にします!

新年早々に御御籤を引いたところ『中吉』が出たので、『中』をグリグリっと黒く塗りつぶし、その上に修正液で『大』に書き換えておきました。
かれこれ10年以上、同様のことを繰り返しています。

御御籤を引いて言う言葉ではありませんが、神様であっても自分の運命や考えを導いて欲しいとは思いません。自ら考えて行動する人でありたいです。
自分の考えが正解か間違っているかは誰にもわかりません。ただ、それが正解だと思って突っ走っている人ってどこかカッコよかったり憧れたりされていませんか?そんな生き方が素敵だと思います。

よって、私も一本だけ気持ちの「軸」をつくり、その軸がブレないような生き方をしてみようと思い、今年の抱負とさせていただきます。
その「軸」とは、【承認すること】。

否定言葉を端的に表す3Hがあります。”否定”・”批判”・”評価”です。それらをしないと決めました。
と言いつつ毎月お送りしている個別”評価”がありますが、それは名目であり内容は”承認”に切り替えます。

承認すること。決して誰にもまねのできない大きな目標とは思いません。誰にもできるからこそ”当たり前”を確実に実行できる人間になりたいという願望も含め、この抱負に決めました。

昨年のある日、人生の先輩から言われました。「来てくれて良かった~。」と。
あるイベントに参加しただけで、そのような言葉を掛けてくださったのです。その時に、承認って素晴らしい!って思うようになったのがキッカケです。
些細な事だと思います。しかしながら、大切なことでもあります。特に、学生さんにとってはまだまだ承認される経験が少なく、その逆が多いのでは?と思うこともあります。そうであるならば、私が先頭にたって、承認の機会を増やしていこうと考えています。

承認は自己肯定感をUP!につながる

大の大人が、たった一人に承認されただけで良い気持ちになれるのだから、学生さんだけでなく多くの人たちも同じではないかと思います。
ただ、一番身近な人たちといえば塾の生徒さんになります。よって、生徒さんに対し、承認を実行していきます。

承認されると人は自信を持つようになります。YesかNoのどちらかの答えを出さなければいけないような雰囲気が、まだまだこの社会の中にあります。つまるところ、Noの選択は失敗を意味する社会です。”失敗は成功の母”や”失敗は成功のもと”という言葉を聞くことはあっても、実際にそれが社会の中で生かされているかと言えば疑問を感じます。

大人になるに連れて少しずつ分かってきます。出さなければいけない答えはYesかNoだけではないということ。学生の問題は〇か×の判断、でも大人の社会は違う。そこで学校と社会とのギャップを感じるようになり、自信を失う新社会人も多いはずです。
大人から見れば、それが”社会”というものだ!となりますが、学生さんからしたら”知らない世界”でもあります。
では、どちらが歩み寄るべきかと考えた場合、私は現状の社会が正しいとは思いません。なぜなら、先述したように、大人であっても承認されれば嬉しい気持ちになるからです。大人の社会であっても、承認されることで自分に自信をもって仕事に打ち込めたり、相手との信頼を築けるようになったりするのではないでしょうか(自信のない表情や態度の人から説明を受けても説得力がないのと同じです)。

承認は自身の自信につながり、やがては自己肯定感UPに繋がっていくと考えるのです。

🐗亥🐗のように、猪突猛進な生活を送れたら人生が絶好調!

猪突猛進、1つのことに集中し、そのことから目を離さない。集中して物事にあたる様子。
自信が持てるようになると、「今」自分のしていることが”正しい”と思えるようになります。
また、正しいことをしているのだから、他人に何を言われても行動を制限するようなことはなくなります。
さらに言えば、止められても、隠れてでも続けようとします。それが自信を持った人の行動です。

その対象が部活だったり、勉強だったり、・・・だったりと様々ですが、少なくともネスコム中野教室では、学習面に関しての”承認”をしていきます。
よって、学習についての承認ポイントは他の承認よりも多くなっていくはずです(お家で逆のことが起こると、その差は広がっていきません)。

今冬、冬期講習に参加中の中3生のほぼ全員が自立学習が完成しています。お世辞でもなんでもありません。教室に入り、何も言わなくても教科書や問題集を広げて問題を解き始めます。そして、質問をしたり動画解説を視聴したりと行動は各々が適宜選択しています。
これができるのは、教室に行く意味を自らが理解している以外あるでしょうか。中3生、すでに受験生の顔つきで机に向かっています。
「今」できることを全力で!彼らの姿を見ていると、そんな言葉しか浮かんできません。今の彼らは絶好調なんだと感じます。

残り日数を気にすることも大切、できないことをできるようにすることの方がもっと大切

前期選抜試験や後期選抜試験に向けて、一層、力の入った勉強になっています。
彼らの目標は「希望高校に合格すること」で間違いありません。
そのために、言葉通り「一日中」勉強しています。
私が「軸」を決めたように、彼らにも彼らなりの「軸」があるのでしょう。
それが「できない問題をできるようにすること」です。受験は間近です。しかし、間近だからといって新しい読解や技法を大量に叩き込むのは間違いです。基礎となる知識や技術は既に夏休み以降に習得しています。あとはそれを生かす力を養っていけばいいのです。

今持っている知識や技術を利用し、できない問題をできるようにする。それが彼らに残された課題でもあります。
今ある知識や技術を使って問題を解けるようになれば、知識や技術のレベルが上達したことになり、ミスが減ることも意味します。
「軸」がブレなければ、残り日数を気にすることもなくなります。なぜなら、受験日まで彼らの「軸」はブレるはずがないからです。

OUTPUTしていますか?

研究結果として多くの記事や番組で目にすることがあります。それが「OUTPUT」の重要性です。
知識は自分だけのものにせず、外へ出す(伝える)ことで、その理解度に磨きがかかるというものです。
「〇〇を知った!」と感じたら、その瞬間にノートへ書き出してみたり、誰かに話してみたりしてみてください。
OUTPUTした内容が自分の表現したい言葉になっていなければ、自分で修正する気持ちが働き、必要ならば参考書や辞書に手が伸びるようになります。それこそが”学習”になるのです。

ご家族と過ごす時間の中で行われる会話、自己表現の場であり機会でもあります。
表現が変とか間違っているとかの「3H」はせずに、承認してあげてください。
そして、わからなかったことや質問はどんどんしてあげてください。それが彼らにとって深い学習の出発点になり得るのです。