こんにちは、ネスコム中野教室の山崎です。
今回は、「物事の考え方をちょっと変えてみると、実はイメージしていたことに比べ大きく変わるかも!という発見」に気付いていただきたいと思い、記事にしてみました。
シンプルに表現すると、『考え方1つで物事のとらえ方は変わる』です。
考え方1つで物事のとらえ方は変わる
「失敗」って何ですか?
「私の辞書に、「不可能」という言葉は載っていない。」という言葉で有名なナポレオンですが、この言葉についてあなたはどのように考えますか?
・リーダー的発想、負けることを知らない人の発言、自信過剰な人。
他にも色々な感想が聞こえてきそうです。
もし、この言葉に否定的な意味を覚えるのであれば、あえて肯定的な意味にとらえてみてください。
突然、否定的な考えから肯定的な言葉を見つけるのは難しいですよね。しかし、それが大事だと思います。
つまり、「普段考えていなかったことを、あることをきっかけにして考えるようになる」ことで、考え方が文字通り180度変わることもできるということです。
例えば、資格取得に向けて勉強をしてきたとします。そして本番を迎え、1か月後に結果が出ます。合格を目指して勉強してきたのに、結果は不合格だった場合、あなたはどのような考え方になるでしょう(なったでしょう)。
・悲しい、親になんて言えば良いんだろう、絶望しかない、もう資格を取ろうなんて思わない。
このような考え方をしたことはありませんか?または、するかもしれない と思いませんでしたか?
ここで考えていただきたいのは、不合格があなたにとって『失敗』になったのか? ということです。
もし、不合格を肯定的にとらえることができたら、次のような考え方が出来るのかもしれません。
言葉で「~を頑張る。」とか「~するぞ!」とかを言うのは簡単です。
しかし、それらは抽象的であり、具体性に欠けます。そうなると、実際に行動に移せないことが多いです。
肯定的に物事をとらえることができるようになるには、具体的なアクションの仕方を考えて、実際に実行するところまでが含まれます。上記した3つの肯定的な意見の中身を見てください。
不合格になったことに対して、なぜ不合格になったのか具体的な中身を考えています。そして、それらを解消するために何をしたら良いのか、行動の中身があります。
資格取得に「失敗」したことを悲観し、諦めることも選択肢の1つですが、再度挑戦できる可能性があれば、迷う必要はありません。資格取得にかかる費用については保護者の方と相談し、再挑戦への切符をゲットできるように努力しましょう。
「幸(しあわせ)」の反対は?
もう1つ、考え方次第で行動も変わる例をご紹介します。
「幸」という字をじっくり見ながら考えてみてください。
あなたにとって、「幸」の反対はどんな言葉になりますか?人それぞれ回答は異なると思いますが、ほとんどの人は次の言葉を思い浮かべるのではないでしょうか。
・不幸(ふこう)、失敗、終わり など
では、「失敗」と同様に、「幸」の反対の言葉を肯定的に表してみてください。あなただったらどんな言葉が出てきますか?
私だったら次のように答えます。
・「幸」の反対の言葉、それは「幸」。紙に書いて、クルッと反対にしてみたら、そう書いてあったから。
これは私が考えたわけではありません。インターネット上で見つけた「おぉ!」と思ったブログ記事です。しかし、今では私の考えの中に、この考えが常にインプットされています。
これが正解だとは思いません。しかし、考え方1つで、物事の見方がガラリと変わると思いませんか?
良いも悪いも決めているは誰?
世の中で良いことと悪いことを定義しているのは、その国の法律です。
法に違反すると捕まります。しかし、国民のほとんどが法律を遵守(じゅんしゅ)して生活しています。
その生活の中で良いことも悪いことも起こるのが常です。しかし、悪いこととはその人にって悪いと思ったことが”悪い”となるのであって、他人から見れば、もしかしたら”良いこと”になるかもしれません。
「失敗」をどうとらえるか、「幸」の反対をどう言葉で表現するか。
2つを題材に記事を書きましたが、伝えたいことは1つです。
物事の良いも悪いも、判断しているのは”あなた自身”です。
資格取得に失敗した…と考えるのもあなた自身。
資格取得できなかったから、再挑戦して合格してみせる! と考えるのもあなた自身。
「幸」の反対は「不幸」と考えるのもあなた自身。
「幸」の反対は「幸」と考えるのもあなた自身。
あなたは「こっち」が選べる
物事のとらえ方は人それぞれです。
しかし、そのとらえ方はそれぞれでありながら自由なのです。
目標達成ができなかったことをいつまでもくよくよしている選択と、再挑戦しようとすぐに行動に移す選択だったら、どちらの方があなたを成長させると思いますか?
質問するまでもありませんね。人間は他の動物と違って、”成長する”ことを自然と欲してしまうようです。しかしながら、成長しようとする中で、周りの人から「ダメだよ。」「無理だよ。」「やめておきな。」という言葉をかけられることで、それが正答と勘違いをするようになり、それが当たり前であるかのように認識を始めてしまいます。
そのように育った子どもたちが、次に親世代になったとき、同じような言葉を子どもたちに伝えていくことになります。
可能性を感じて生きていくことと、不可能を前提に生きていくこと。どちらの方が楽しい人生になるでしょう。もう一度考えてみませんか?もし、中学生がこの記事を読んでくれているのであれば、あなたに伝えたい言葉があります。
「大丈夫、あなたが成し遂げたい夢や目標は叶うようになっているから。あとはあなたが自分を信じて、夢や目標に向かって進めているかが問題だよ。批判・否定・評価を恐れて、一歩下がってみたり、一歩横にそれてみたりしたら、それだけ夢や目標の達成までの期間が長くなるだけ。自分を信じる、ただそれだけ良い。」
そして最後に。
他人を批判・否定・評価したくなったら、その逆の言葉を探してみてください。最初は「…」って言葉が見つからないかもしれない。でも、その「…」が大切です。批判・否定・評価しなかったことになるんだから。
あなたが肯定的な言葉を周りにかけられるようになれば、あなたの周りには同じような仲間が自然と増えていきます。仲間たちがお互いに、夢や目標を達成する助け舟になるかもしれません。仲間ってそうやって作っていくもんじゃないかな?