教室長の雑談

そもそも自立型学習って?

自立型学習を一言で表すと「自分で計画を立てて、ゴールする学習。」です。
学習計画を立てるのは自分、学習をするのは自分、学習の終わりを決めるのも自分。
自分本位で学習と向き合う、それが自立型学習の姿です。

「次に何をやればいい?」って思ったら無計画の表れ

自立型学習が定着していない場合に出てくる言葉が「次、何やろうかな。」です。
前段でもお伝えしたように、計画を立てて学習を進めている限り、「次、何やろうかな。」という疑問や悩みは出てきません。
ここからもわかるように、自立型学習ができるようになると、無駄な時間を省いたり、余計な悩みを抱える必要がなくなります
その結果、時間を効率良く過ごすことに繋がります。

10分、15分、30分、40分。休憩5分、10分。

学習計画を立ててこなかった生徒さんが、計画をしようとしたときに、陥りがちなのが計画の中の”無計画” です。
計画することはできたけれど、本当にそれって実行できるかな?と考えてみましょう。
計画したことがないと、実行することに重きをおいてしまい、休憩時間を考えずに詰め込み計画になりがちです。

学校の授業と授業の間にも休憩があるように、ある程度の学習時間を過ごしたら、その後に休憩時間も確保するようにしましょう。

例として、
学習時間が10分だったら、 休憩は2分。
学習時間が15分だったら、休憩は5分。
学習時間が30分だったら、休憩は10分。
学習時間が40分だったら、休憩は10分。

上記は一例ですが、学習時間と休憩時間のバランスを考えて計画するようにしましょう。
国語→数学→理科→・・・のように、勉強がずーっと続く計画は、無計画と言ってもいいでしょう

1日3時間の勉強をしたいなら、刻む。

午後2時から3時間の勉強を始める人もいれば、午前中に3時間の勉強をする人もいます。
1日3時間というマイルールを決めた場合、勉強時間をどのように確保するかも大切です。

おススメは、、、
① 午前中に1.5時間、午後に1.5時間。
② 午前1時間、昼休憩後 1時間、夜食後 1時間。

①と②はどちらも、連続して3時間の学習をしていないことがポイントです。
3時間の勉強は凄いことです。
しかし、連続で3時間勉強するよりも、小刻みに時間を分割した方が集中力が続くという経験もあるのではないでしょうか?
勉強が楽しい!と思えるのは、得意な単元だったり教科だったりするときだけです。
他の単元や教科の時は「仕方なくやる」の気持ちが、どこかにありませんか?
その時の発想を少しでも良い方向へ変えることで、ポジティブに学習に励むことができるはずです。
よって、時間を刻み、やるべきことをやったら終わりにする。
時間が余っているなら「他の教科」もやってみる。これだけでも、あっというまに1時間の勉強が終わっていきます。

章末問題・確認テスト・まとめ問題を実行

例えば、理科の勉強をする場合、単元の決定をします。
「地球と宇宙」を選択したとすると、問題集ではこの単元の中に小単元が3つ~5つあることがわかります。
もちろん、すべての小単元を終わらせることが目標になりますが、1つひとつの単元を終えるごとに確認テストやまとめ問題をするようにしましょう。
どの問題集も、まとめ問題のページがあったり、章末ページがあったりします。
小単元ごとの理解は、最終的に章のまとめ問題に繋がります。
章のまとめ問題は、小単元の基礎力が試されます。
その基礎力があるかどうかを、確認テストやまとめ問題を通して確認しておくことで、理解不足の小単元が浮き彫りになってきます。

小単元の問題を終えたら、それらをまとめた問題ページまで解くように心がけてみましょう。
そして、その積み重ねによって、章のまとめ問題に挑戦したいです。