こんにちは、ネスコム中野教室の山崎です。
いよいよ 夏本番となり、梅雨明けから真夏日、猛暑日と毎日が”夏”です。
教室で勉強されている生徒さんの声を聞きながら 教室の空調を調整しています。
外気温との差で 身体がダルくなったり、体調不良になったりすることも考えられます。
そのような場合は 遠慮なく申し出るよう お子さんにお伝えください。
環境省のHPにも 長野県が熱中症警戒アラートの対象となっておりますので、熱中症対策も必要です。
アプリにも 同様のアラート表示機能を持つものがありますので 利用してみてはいかがでしょうか。
早朝学習でスッキリ!
夜は早めに寝て、朝方から勉強を始めるのも良いですよ。
私の生活パターンも 毎年夏期講習中だけは 変化します。
夜はいつもよりも早めに就寝、翌朝は4時~5時までには起床しています。
直近の1週間で3日ほど 朝の散歩をしてきました。
(いつもは 夜中に散歩しています。)
「早寝早起き」は一日の生活パターンを維持するためにも実践したいですね!
来週から 学校が始まる生徒さんが多いです。
夏休み中に 昼夜逆転してしまっていませんか?3日間 同じことを続ければ体は慣れると言われます。
今日から 3日間は夏季休業前の”普通の生活パターン”に戻しても良いかもしれませんね。
朝からコップ1杯の水を
よく耳にする言葉ですが、睡眠時に人間は汗をかきます。
寝起きは水分不足気味になるそうです。目覚ましのアイテムとしても、水分補給という意味でも寝起きにコップ1杯の水を飲みましょう。
単元の復習が終わったら確認テスト
すごく短い夏季休業となった今年の夏ですが、それでも休み明けにテストがある学校は多く、中学3年生さんは、総合テストがあります。
その名の通り、「総合」力を試すテストですから、各単元平均的に力を入れて勉強する必要があります。
その中でも、優先すべきは”自分の弱点単元”ということをお伝えしました。
復習しながら自分の力がどれだけ伸びているかを確認するには、「確認テスト」「単元テスト」「章末問題」など、ある程度単元がまとまった内容を持つ問題ページに挑戦してみましょう。
その中で さらに弱点が出たなら、再度単元に戻って復習を行うと良いですね。
言ってみれば「螺旋(らせん)学習」でしょうか。
脳は使わないものは忘れるようになっています。忘れたなら思い出す作業が必要です。それが復習ですね! 復習時に誤答連発でもクヨクヨする必要はありません。
2回目に(1回目に間違えた問題集の倍を正解できるように)クリアしていく、2回目でクリアできなければ3回目で完璧を目指すようにしましょう。
複数回間違えている問題は、次の2パターンで解決を図りましょう。
途中をじっくり見てみる
数学・・・自分の計算式(途中式)と解説の途中式の相違点を見つけ、ミスの原因を確認する
国語・・・解説の「ポイント」や「採点基準」に目を向ける
社会(地理)・・・フリーハンドで地図を描いて 文化・特産・特徴などを書き込む
社会(歴史)・・・言葉の意味を「用語集」や教科書の索引(ネットを使ってもOK)を使って調べ書き出す(長文にならないように 短文でまとめる。)
理科・・・実験問題は簡略図を描き、試験管の中の物質や発生した気体、性質、実験をする理由と結果を簡潔に書き出す
英語(文法)・・・弱点文法の例文を1つ取り出して、主語や動詞を自分流に変更して作文してみる
英語(語彙)・・・単語力がつかない!という人は、①発音、②意味の確認、③繰り返し書く ①~③の順番で勉強する → 耳・口・目・指を使うと覚えるまでの時間が短縮 → 時間あたりの覚える単語量が増えるかもしれません!(連語表現も同様)
見かた・考え方を変えてみる
同じ問題を間違えてしまうのは、考え方が「〇〇があれば△!」と固定してしまっていることが原因になることもあります。
例として「九九」があります。「7×4」をいつも間違えてしまう人は、「7×4」を考えた瞬間に「間違えた答え」をイメージしてしまいます。冷静になって(答え合わせの時に)、『だから、、、違うんだって!!!』と気付くことが多いです。
九九の場合は「4×7」の答えを覚えることで対処できます。
では、国語や理科・社会などの他教科であればどうでしょうか。
別の考え方を使って覚えられる問題もあるかもしれませんが、一人でその答えを見つけるのはとても難しい作業になります。
当教室に通われているのあれば是非 チューターを使ってください。
選択教科以外の質問も随時受け付けております。
チューター(自分ではない他人)から説明を受けることで、解答に至る”考え方”の違いが新しい発見につながり、「あっ!そうか(^^♪」となるかもしれません。
チューターが解説するときは、式を書き出すこともあれば、表を使ったり図を使ったりすることもあります。
速さや割合の問題であれば線分図、遺伝の問題であれば図表、英語であれば主語と動詞に注目!など、なるべく端的にまとめて伝えるようにしています。
最終的には 伝えた考え方を「真似」して欲しいです。
夏の努力は9月以降の推進力に
この夏季休業中、努力を惜しまず毎日長時間にわたり学習を続けた生徒さんがたくさんいました。
単元テストや進捗確認テストのように、直前に学習した内容を確認するようなテストであれば、点数を取ることは難しいことではありません。
しかし、総合テストは 直前に長時間勉強したからといって点数が取れるようなものではありません。コツコツ理解を深めていく努力をした人が点数を取ります。
少し弱音を吐かせていただくと、正直今年の夏休みはあまりにも『短い』と実感しており、どの生徒も復習したい範囲と、それに応じた学習時間の確保が難しかったです。
時間は有限、この言葉を改めて痛感しています。
しかし、先にも述べたように、この夏に積み重ねた努力という「力」は、9月以降に学習の「推進力」となって生徒自身を後押しすることでしょう。
学校では決まった時間に授業が始まり、学習するテーマは先生が決定し、理解の度合いに関係なく授業時間が終わります。間もなく次の授業の準備を、、、。
この夏に「自立学習」を覚えた生徒さんは疑問を「自分で解決する方法」を知っています。学校の授業で分からなかった内容は自宅で”復習”したり、先生やチューターへ質問したりできます。
自分から動く、自分を動かす、そういった「力」が備わってしまえば、学習に対するメンタルにも変化が起こるはずです。
これまで「2時間も学習したんだ。」と思っていた人は、これからは「まだ2時間しか経っていないんだ。」と思えるようになります。(←当教室卒業生が口々に語っていました。)
毎日、1本のロウソク(学校からの課題)を溶けきるまで時間を使っていた生徒さんが多かったはずです。
しかし、これからはロウソクの本数を自分で増やしたり、長くしたり、オリジナルのロウソク(自身に課す課題)を作ったりすることができるのではないでしょうか。
もしかしたら、1本のロウソクの炎をロウが溶け切る前に自ら消せるようになるかもしれません。学習の効率が良くなれば時短にもつながります。
溶けたロウの量に注目しがちですが、大切なのは まだ炎を点けていないロウの本数が確保されていることです。
炎を点けたロウソクが消えないように、次のロウソクを常に準備しておきましょう。
入試本番前に 溶けだしたロウを確認したとき、カッチカチに固まったロウを見れば、何だか勇気を与えてくれる存在に見えてくることでしょう。