高校案内-長野県教育委員会のHP

毎年恒例のドキドキ月間

毎年3月になると心がザワザワします。
今年も”高校入試”が終わり、ひと段落したところです。

当教室の中学3年生さんは、自身が行きたい高校を受験し、合格する。
このシンプルなようでいて難しい進路実現をサポートするのが責務です。

8月から進路相談を本格的に受け付け、進路実現に向けて、学習方法や生活のリズムについて、お便りや口頭で伝えてきましたが、どれだけ響いたのかは正直わかりません。

この春、新しく高校の門をくぐる新高校1年生が笑顔でワクワクしながら学校生活を送れることを切に願うばかりです。
例え全員合格であっても、誰か不合格者がいても、反省はつきものです。
1年後の卒業生、2年後の卒業生、…今後つづく後輩たちに、少しでも進路実現がより現実的になるように努力することは変わりありません。

1月、2月、そして最終決断の日、目標とする高校が選択できるよう、学習面でしっかりサポートさせていただきます。

春休み中は何をしていますか?

そうこうしているうちに、日々過ぎていくのが毎日です。
卒業式もあれば合格発表もあり、私立高校では入学式までに終わらせる”課題”に精を出したりと、ゆっくりはしていられない春休み。

進学する生徒さんもいれば、進級する生徒さんもいます。
この春休み中に何をしていますか?
夏休みは学校側から細かな課題が出されているケースが多く、やるべきことが明確なのかもしれませんが、こと春休み中はどうでしょう。
中学校によっては、進級テスト(進級お祝いテスト?)が無いところも!

学習の習慣がない生徒さんは、もしかしたら3学期終了~新学期中間テスト(5月下旬)までの間、何も勉強をしないで過ごすのではないでしょうか?
わかります、自分への課題を見つけることが難しいということ。
しかし、課題の見つけ方はあります。ここでいう課題は、学校側から提示されているものではなく、それ以外にやるべきことです。

春休み中の課題の見つけ方と学習の進め方

課題の見つけ方
① 過去の定期テストを見返す → ✔の多いテーマ(単元名)をリストアップする

② 問題集の巻末や各章の「まとめ問題」を集中的に進める → ミスの多い単元を復習する

③ 書店へ行き、超薄い問題集(春休み期間中だけで出来そうな薄さ)を購入 → 残り日数を勘案して学習計画を立てて実行 → 弱点を見つけて対策をする

つまるところ、春休みにすることは?

ジャンプしようとすると、いったん膝を曲げますよね、それと同様に、学習面でも新しいことを学ぼうと思ったら、その底辺力となる基礎をしっかり構築しておく必要があります。足し算や引き算ができない人が、分数を学ぶ!なんてことはほぼ不可能なのです。

春休み後、新学期を迎え、新中3生さんや新中2年生さんはこれまで以上にスピードの速い授業になっていきます(1年生の2学期から授業スピードがだいぶ速くなったことを覚えていますか?)。

そのスピードに負けないためには、そのスピードをカバーするだけの”余裕”が必要になります。
「予習=学校授業で心の余裕を持たせる」と私は考えます。
足し算や引き算をしっかり勉強しておけば、分数の足し算や引き算、文章題への応用もスムーズになります。

新学期を迎えるにあたり、新高校生も進級する生徒さんも、やるべきことは結局1つです。
「新しいことを学習するための準備をしておく!」です。
自分の弱点をつつかれて失速しないように、春休みのうちに弱点克服を目指しましょう。