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今年も残りわずかですが、すべきことは多い

中学3年生さんは、12月中に各教科の学習を終えられるように進めていきましょう。年々、長野県の後期試験日が早まっているのはご存知でしょうか。むしろ、3月に後期試験がある県は長野県を含め極少数です。長野県としては、全国の後期試験日に歩み寄っていると言って良いのかもしれません。

なぜ教科書範囲を終えている必要があるのか

話を元に戻しますが、後期試験日から逆算すると、年始から試験日までの残り日数は70日もありません。その日数の中ですべきことは、文字通り”山ほど”あるのです。ということは、その山を乗り越えるためには、12月の時点で教科書範囲の学習を終えている必要があるのです。

教科書範囲を終えてからすべきことは以下の通りです。

受験生が1月からすべき学習の順序

1.各学年の単元総復習
2.総合力をつけるための学習
3.入試対策
4.基礎・基本問題の徹底

部活動をしていた生徒さんや、検定合格に向けて勉強をした経験のある生徒さんであれば、1~4がなぜ必要なのか理解できるはずです。
総合力とは単元ごとの理解なくしては成り立ちません。逆に、総合力を付けていくには、まず単元ごとの深い理解が必要になってきます。
また、入試対策は、入試レベルの問題や過去の入試問題を通して、合格するために必要な時間管理・問題の抽出(点を取るべき問題の見極め)がテーマになります。本番に向けて徐々に実力を利用しながら、応用力を付けるのが狙いです。
そして、最後に「基礎・基本の徹底」があります。
試合前日や検定日直前に、ハードなトレーニングや、難しい問題を解くことはお勧めしません。混乱を生んだり、自信を喪失する可能性があるからです。
できることを徹底的にミスなくこなす! 実力がつけば、ミスは減るはずです。
直前までの努力を、基礎・基本問題で確認するようにしましょう。

良い環境をつくることも効率の良い学習を生み出す

12月中に教科書範囲を終えることは、入試に向けて準備体操をするようなものです。準備体操がしっかりできれば、すぐに問題に対応できるようになります。つまり、公式をすぐに言えたり、漢字や単語がすぐに思い出せたりなどです。
それが不足していると思っても慌てずに、教科書や参考書をすぐに開いて確認できるように、机の上に準備してから学習を始めるようにしてください。
”知りたい”と思ったときに、知れる環境を自ら作ったうえで、学習に取り組むようにしましょう。