英語の単語力(語彙力)を増強したい生徒必見!

誰もが一度は経験する苦悩…単語力強化への道

こんにちは、ネスコム中野教室の山崎です。

今回は、生徒さんの多くが経験する「英語の単語力強化」について記事にしてみました。

この記事をご覧いただいている中学生さんの中にも、なかなか英単語が頭に入ってこなくて困っていたり悩んでいたりしませんか?

今までどおりの勉強法を少し見直して、これからご紹介する勉強法を取り入れてみてはいかがでしょうか。

学習に新しい風を取り入れることで、英単語を覚えやすくなるかもしれませんよ。

まずは覚えたい単語数を決定していきましょう。

1日5つ覚えたいと思ったら、10個ずつ覚えるように努力する

早速、具体的に英単語力の強化方法について伝授していきたいと思います。

<用意するモノ>

・筆記具

・単語帳(短冊形のもの、ノートでも構いません)

<英単語力強化に必要な時間と日数>

・一日10分~15分

・毎日継続し最低10日間は行うこと

<覚えたい単語量>

・10個以上(今回は10個と仮定し解説します)

・一日最低5単語は覚える

<具体的な実践方法>

①新出英単語または覚えたい英単語を10個準備する

②①の英単語を辞書で意味を確認し、辞書にワンポイントアドバイスがあれば単語帳に転記しておく(単語練習では使わないが、単語帳を振り返った時にいつでも見られるようにしておく)

③練習用のノートの行頭に和訳(意味)、次に英単語を書く。これを10行分(10英単語分)書いておく

英単語力強化作戦

④単語帳を閉じて、③のノートの行頭に書き出した意味と単語のスペルを確認しながら、(できれば発音をしながら)繰り返し書く

⑤10行分(10単語分)の練習を終えたら、次のページに今練習したばかりの英単語の意味を順不同に書き出してみる(10単語分)。

⑥⑤の意味を見ながら英単語を発音してみる(発音できなかった単語はチェックをつける)

⑦⑤で書き出した英単語のスペルを確認するため英単語を書いてみる(書けなかった単語はチェックをつける)

⑧⑥⑦でチェックの入った英単語を再度1行ずつ繰り返し書いて練習する 以下⑤へ戻り、チェックが入らなくなるまで繰り返す

⑨10の英単語のうち、偶数番目は意味を、奇数番目は英単語を書き出し、偶数番目の英単語を、奇数番目の意味を書いてみる

⑩⑨で書けなかった単語を、再度繰り返し練習する

⑪⑩まででどうしても書けなかったり意味がわからなかったりした単語は、単語帳へ赤文字で再度書き出しておく

<効果はいつから?>

1日目はたったの10個しか覚えていません。しかし、これが3日目・4日目になると、理論上は30~40個覚えたことになります。

人間は忘れる動物です、そうは言っても4日目に40個すべてを覚えている人はなかなかいません。むしろ忘れることが当然と思って良いでしょう。

ですが、そこで諦めてはいけません。忘れた単語を確認する作業をすれば、限りなく40個に近づいていきます。4日目に32個であっても、10日目には、4日までに覚えた単語がすべて書けるようになっていればOKです。

7日目(開始後1週間)で、効果が出始めます。例えば、英語教科書の新出単語を例に始めてみると効果が実感できるはずです。

1UNITおよそ30~50単語が新出単語となっています。1週間(7日間)あれば、1UNITぶんすべて覚えられる・書くことが出来るようになります。学校では1UNITを終えるのに大体10日~18日かかるので、理解スピードも練習スピードもちょうど良いのではないでしょうか。

なぜ5つ覚えたかったら10個覚えようとするべきなのか

結論から述べてしまえば、あなたが5個覚えたい!と思った瞬間に、あなたの脳は「5個覚えるぞ!」と準備を始め、自然と「5個」覚えるための思考になってしまうからです。詳しくはRASという言葉を調べてみてください。

RASを簡単に説明すると、「その人が幸せと感じるように脳を動かす。」役目があります。つまり、あなたが「5個」覚えられればOK!と考えた時点で、あなたの脳は「5個」という制限を自動でかけてしまい、それ以上の単語が入ってくる領域を準備してくれないということです。

逆手に取れば、10個覚えたい!と思うことで、領域は広がり、5個以上英単語を覚えられる可能性を見い出せるのです。実際に、実践してみるとわかることですが、10個覚えようとスタートすると、意外と5個以上は簡単に覚えられるものです。

1つだけの注意点:これだけは守りたい

15分という限られた時間の中で行うことが、この単語力強化の特筆すべき点だと思っています。

これが単語力をさらに強化したいからといって、20分、30分と時間を延長してはいけません。

論理的な思考はある程度時間をかけて理解する必要があると、論文や研究結果で証明されていますが、単語や用語、公式や化学式などは時間をかけたからといって覚えられる量がどんどん増えるというものではありません。

毎日同じ制限時間の中で、同じ量だけ学習していくことで脳への刺激が一定となるため身に付きやすくなります。

ですので、制限時間15分以内に10個の英単語を覚える!を徹底して守りましょう。