恋は効果から鑑(かんが)みると、情愛というより憎悪といったほうがよい |
ラ・ロシュフコー |
恋は始まりも終わりも二人きりになると落ち着かないものだ |
ラ・ブリュイエール |
恋は秘密でなくなったとたん、楽しみでなくなる |
アフラ・ベーン |
恋は目で見るものではなく、心の目で見るもの |
シェイクスピア |
恋は闇といふ事を知らずや |
井原西鶴 |
恋人たちにとってけんかは愛を深めるもの |
テレンティウス |
恋人を失っても愛は失われない。死も支配できない。 |
ディラン・トマス |
寒い晩だな、寒い晩です。妻のナグサメとは、正に斯(かく)の如きもの |
斉藤緑雨 |
自己の統一の欲求が自愛であり、自他統一の欲求が他愛である |
西田幾太郎 |
自由を愛することは他人を、力を愛することは自分を愛すること |
ウィリアム・ハズリット |
少女の恋は詩なり、年増の恋は哲学なり |
長谷川如是閑 |
すべての家庭人は、人生の半ばをあきらめて居る |
萩原朔太郎 |
すべては愛のため、見返りは求めない |
エドマンド・スペンサー |
切なる恋の心は尊きこと神のごとし |
樋口一葉 |
対立する者への憎しみは一致する者への愛。後者に対する愛は前者に対する憎しみ |
ブルーノ |
たとえ遊女でも純粋な恋をすれば、その恋は無垢な清いもの |
倉田百三 |
どの夫婦にも少なくともひとりの愚か者がいる |
ヘンリー・フィールディング |
汝等(なんじら)は愛に燃え、情欲に燃え絶大の自然と共に猛進せよ |
高村光太郎 |
20年も恋愛している女は廃墟、20年結婚している女は公共の建物 |
ワイルド |
人間は恐ろしい相手よりも、愛(いと)おしい者を容赦なく傷つける |
マキアヴェッリ |
人の情の感ずること、恋に勝るはなし |
本居宣長 |
人は愛しているものにならい、いとも簡単に騙される |
モリエール |
夫婦は・・・正しく憎しみ合うがよく、鋭く対立するがよい |
坂口安吾 |
ペトラルカがラウラと結婚したら、あれ程ソネットが書けたろうか |
バイロン |
まずは食い物、道徳はそれから |
ブレヒト |
皆を愛し、わずかを信じ、誰に対しても悪いことはするな |
シェイクスピア |
最も偽りの無い愛は食べ物に対する愛である |
バーナード・ショー |
友情が愛に変わっても、愛が友情に変わることは決してない |
C・C・コルトン |
恋愛とスキャンダルはお茶を格別においしくする |
ヘンリー・フィールディング |
恋愛とはなにか。私は言う。それは非常に恥ずかしいものである |
太宰治 |
恋愛とは はしかのようなもの。誰もが経験するものだ |
ジェローム・K・ジェローム |
恋愛とは はしかのようのもの。年をとってからかかると重症になる |
ダグラス・ジェロルド |
恋愛の兆候・・・彼女に似た顔を発見することに極度に鋭敏になる |
芥川龍之介 |
恋愛は、人生の花・・・いかに退屈であろうとも、この外に花はない |
坂口安吾 |
恋愛もなければ、係恋(あこがれ)もない。いったいこんな閲歴(えつれき)が生活であろうか |
森鴎外 |
我々を恋愛から救う者は理性よりもむしろ多忙である |
芥川龍之介 |